ブックメーカーはサッカーで大衆化しインターネットでグローバル化した
ブックメーカーの歴史は古く、1870年代に始まって以降しばらくは非公認事業でアングラな遊びでしたが、1964年にイギリス政府が定められた条件をクリアした事業者に限るという制限付きで公認化し、政府の許認可制のビジネスとして大衆化しました。
それに伴い賭けの対象も競馬のみならずスポーツ全体へと広がりました。中でもイギリス発祥のスポーツであるサッカーはいち早くその対象となり、豊富なオッズが用意され、さまざまな賭けをしながらサッカー観戦を楽しむという文化が確立されました。
ただし、賭けのためには賭けを受け付けている場所に直接出向いていく必要があったため、あくまでもイギリス国内の遊びでした。 しかし、1990年代後半以降インターネットが世界的に広く普及するにしたがって、ブックメーカーにもオンライン化の動きが起こりました。
これにより、インターネットを介して世界中のユーザーがブックメーカーに参加できるようになりました。その中で大小さまざまなブックメーカーが生まれ、同業他社との違いを出すためにより豊富なオッズを用意したり、独自の機能を用意したりするなどの差別化も進みました。